2021-01-01から1年間の記事一覧

3年5ヶ月の無職期間中の話

2018年4月に仕事を辞めて2021年9月からまた働き出した。 29歳から33歳の働き盛り(?)の無職期間中に何をしていたのかとかそういう話をつらつらと。 主に数学の勉強と醸造の研究に当てていた感じはある。 作ったプログラム hpsqrt vdsp / audio_stream / synt…

Rubyで実装したDAWとシンセサイザーの技術仕様

よくもまぁこんな面倒臭い大変なものを作ったなと自分で思う。 RubyのEnumerator::Yielderとlambdaを多用したリアルタイム処理とも親和性が高い作りをしてる。 だいぶ前に書いた文章が発掘されたので手直しして公開。 供養、ナムナム。 デモ パッケージ vdsp…

朝日酒造試飲会@イオンリカー高円寺店

2021/10/1、イオンリカー高円寺店にて朝日酒造試飲会に参加した時のメモ。Facebookで友人限定で書いていた記事を転載。 固有の蔵に関することを書くのは肩入れしてるみたいで嫌だなとFacebookで友人までの公開ばかりになってしまっていたけど、公なアウトプ…

ニッポン全国物産展2021 吟醸祭@池袋サンシャインシティ

ニッポン全国物産展2021 吟醸祭@池袋サンシャインシティに行ってきたのでメモ。 2021/11/21、最終日の閉場90分前くらいに到着したのであまり巡れなかったのが悔やまれる。 あまり主観を含めたくないので聞いた話がメイン。ニッポン全国物産展|ここでしか味…

日本酒醸造管理ツールの技術仕様

AWS

以前公開した日本酒醸造管理ツールの技術仕様、主にCognitoの権限とかセキュリティに関して。 一般的に、ここまでセキュリティを高くする必要はないし、明らかにオーバースペックではある。今回の記事は半年くらい前に書いていた文章。 自分用のメモみたいな…

生酛系酒母と天然醸造醤油の比較

目的が違えば選択すべき菌も変わってくるし、環境が違えば生き残る菌も変わってくる。 麹菌、乳酸菌、酵母の3つについて、性質や役割を生酛系酒母と天然醸造醤油で比較していく。流れを確認しながら比較するためにまとめたけどこの程度の概要ではちゃんと理…

醤油造りの仕込み配合の重量換算と塩分濃度の計算

今回は醤油造りにおける麹の仕込み配合の体積から重量への換算、原料と麹の水分量の計算、汲水の配合と塩分濃度の計算について。 前回の水分量計算の訂正も含めて。前回の記事はこちら。 醤油用の麹造り - よしだ’s diary 原料の単位 原料と麹の水分量 汲水…

醤油用の麹造り

丸大豆醤油を仕込むことにしたので醤油用の麹造りについて調べた。 日本酒造りの知識をベースに解釈していく。調べ方が悪いのか、J-Stageで論文を探しても日本酒よりも情報が少ない気がする。 その中でも多くが脱脂加工大豆を用いた醤油造りについてで、丸大…

摂取カロリーと消費カロリーを計算して体重増減の予測をする

総消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ体重は増える。 摂取カロリーよりも総消費カロリーが多ければ体重は減る。ではカロリーってやつはどの程度信頼できるものなのだろうか。 摂取カロリーと消費カロリーを1ヶ月間記録してカロリーからの体重増減の予…

摂取カロリーと消費カロリーを計算方法

推定する計算式など、いろいろあってよくわからなかったのでまとめた。 目次 目次 摂取カロリー 基礎代謝量 身体活動量 総消費カロリー (TDEE・Total Daily Energy Expenditure) 摂取カロリー タンパク質 = 1gあたり4kcal 脂質 = 1gあたり9kcal 炭水化物 = 1…

日本酒醸造データのマーケティングへの活用

飲みたい酒に出会えなくてとても困っている。原因。 ・ラベル見ても味が想像できない。 ・酒の味を的確に説明できる酒屋・飲食店がない。杜氏が狙い通り最高の酒が出来たと自負したとしても金賞を取っていたとしても、消費者の好みに合わなきゃ飲みたくない…

日本酒醸造管理データモデルを公開した思惑と展望

昨年Rubygemsで日本酒醸造管理データモデル「Toji」を公開した。 その意図と目的がミスリードされがちなので、思惑と展望についてつらつらと。https://rubygems.org/gems/toji デジタル化する目的とは 連絡を取ってくる蔵の人と吉田とでは、デジタル化の意義…

なぜ麹造りの湿度管理に乾湿差が使われるのか?

相対湿度ではダメなのだろうか? 仮説 ・不快指数の計算が簡単だから。 ・相対湿度は大気圧が関わってきてややこしいから。 ・相対湿度計は当てにならないから。 ・不便な時代から更新されていないだけ。 不快指数の説 不快指数は相対湿度からよりも乾湿差か…

Bluetooth経由でInkbirdの温度計から温度と湿度の履歴データを取得する

Bluetooth温湿度計を買って自力でIoT対応出来るようにした。 SDK配布はおろか仕様も非公開だったけど、自力でBLE接続してデータを抜くことに成功した。 Inkbird IBS-TH1 PLUSってやつ、Amazonのタイムセールで3,600円。メーカー公式のアプリを使えば温度/湿…