Yahoo!IDが削除されたことを機にアカウント周りを整理した話。
整理し直すのに1年半くらいかかった。
引っ越しする時とかに役立つかもしれないので備忘録。
目次だけでお腹いっぱい。
- まえがき
- Yahoo!IDが削除された
- ログインのメールアドレスを変更した
- SIMカードをSMS対応SIMから音声対応SIMに変えた
- 地方銀行(メインバンク)の登録電話番号を変えた
- 公共料金関連の電話番号を変更
- NISA口座開設と積立用クレカを発行した
- マネーフォワードMEを使い始めた
- メインで使うクレジットカードを変えた
- Amazon Payを使わないようにした
- クレカの引き落とし口座を変えた
- ポイント経済圏の整理
- 名字を変えたい
- あとがき
まえがき
とにかくアカウントの管理が怠惰な人だった。
解約済みの電話番号を登録しっぱなしだったり、職業が学生のままだったり、サービスを受けられなくならない限りは更新を怠っていた。
多くのログインIDとして使っていたYahooのメールアドレスが使えなくなったことをきっかけに、以下のことを整理した。
・メールアドレスと電話番号のログイン認証周り。
・銀行口座や証券口座の金融資産周り。
・クレジットカードや口座引き落としなどの支払い周り。
・ポイント経済圏周り。
最終的なゴールはこうなった。
・資産をマネーフォワードMEで管理できる状態にする。
Yahoo!IDが削除された
2022年9月、20年くらい使い続けたアカウントが何の前触れもなく削除された。
携帯電話番号の登録を求められてもずっとスキップし続けていたから、それが原因で複数アカウント保持者か何かだと判断されたのではないかと思う。
電話番号って現代では戸籍くらいの扱いなんだと思う。
Yahooメールが使えなくなった
20年も使っているメールアドレスが移行期間もなくいきなり使えなくなるのは心底困った。
削除されたメールアドレスにメールを送ってみてもmailer-daemonから返っても来ず、これだと相手はメールアドレスが使用不可になっていることがわからないし不都合が生じる。
サポートに連絡したら復旧することはできないの一点張りで、一方的にクレーマー扱いされてしんどかった。
復旧できないことは1度言われればわかるしゴネていない。
復旧できないにしてもその後不都合がないようにするにはどうしたら良いかという会話がしたいのに、技術的な話はわかってなさそうだしそもそも困っているから連絡しているという当たり前の観点が抜けているしまったく会話が成立しなかった。
Tポイント消失
Tポイントは削除されたYahooアカウントに連携されていたけど、物理カード紛失で番号がわからず。
Yahoo!IDが削除された以上Tポイントのカード番号を調べる方法はないし、このTポイントカードを使い続けることはもう無理そう。
2024年4月にTポイントはVポイントと統合されたけどアカウントの統合はできないため既存のTポイントは捨てざるを得ない。
事実上Yahooに資産を奪われたので自ずとPayPay経済圏からも距離を置くことに。
ログインのメールアドレスを変更した
ありとあらゆるネットサービスをYahooのメールアドレスで登録していたのでそれをGmailに変更した。
パスワードがわからないものに関しては、メールアドレスが使えないからパスワードの再設定もできない。
概ねGoogleのパスワードマネージャーが覚えてくれていたから事なきを得たけど、Yahooは本当にいい加減にしてほしい。
YahooのIDは一応新しく取得したけど、スマホでYahoo天気を見るためだけのアカウントとなった。
SIMカードをSMS対応SIMから音声対応SIMに変えた
2022年10月、音声対応SIMを新規契約した。
通話可能な携帯電話番号がないことで社会的信用が得られないのは困る。
携帯電話番号の遍歴
15年くらい前はWillcom(PHS)を使っていた。
10数年前にMVNO(通話機能のないSMS対応SIM)に変えて、電話はSMARTalk(IP電話)を使っていた。
そして今回音声対応SIMに変えて、通話とSMSを同じ電話番号でできるようになった。
今までの運用と問題
電話用の番号とSMS用の番号が分かれていても普段は普通に使えるけど、たまに困ることもあった。
・携帯電話発信での2要素認証を通れない。
・IP電話ではフリーダイヤルに掛けられない場合がある。(企業のサポートデスクなど)
・IP電話では一部行政窓口に掛けられない場合がある。
特に認証は面倒事が多かった。
世の中のシステムは、携帯電話番号は電話の受発信ができてSMSの送受信もできるという前提で本人確認フローが作られていることが多い。
音声対応SIMを新規契約
SMS対応SIMから音声対応SIMに変える場合、電話番号を引き継げない。
そのため音声対応SIMを新規に契約し、今まで使っていたSMS対応SIMを解約する必要があった。
これにてSMSを利用した2要素認証を設定しているものはすべて設定し直すこととなった。
何かあってはいけないので移行期間(2回線を並行して契約)を3ヶ月ほど設けた。
地方銀行(メインバンク)の登録電話番号を変えた
昔使っていたWillcomの電話番号が登録された状態のままで、自分の口座なのに一切のログインができない状態だった。
お金に無頓着なため、最低限カードでATMで引き出すことはできるしまぁいいかくらいの扱いをしてた。
IP電話の電話番号に変更
PayPayが出てきた時にやっと重い腰を上げた。
PayPayと連携するために銀行口座にログインする必要があり、実店舗に行って電話番号はIP電話に、SMSはSMS対応SIM登録し直した。
しかしSIMのせいでスマホで2要素認証が完結しなかったので物理トークンを使う必要があり面倒だった。
音声対応SIMの電話番号に変更
そして2022年10月、音声対応SIMの電話番号に登録し直してスマホで完結できるようになった。
あと紙の通帳からWeb通帳に変えた。
公共料金関連の電話番号を変更
・東京電力
電話番号を変更。
くらしTEPCO webに登録して利用料金をWebで確認できるようにした。
・東京ガス
電話番号を変更。
myTOKYOGASに登録して利用料金をWebで確認できるようにした。
・NTT東日本(インターネット回線)
電話番号を変更。
@ビリングに登録して利用料金をWebで確認できるようにした。
・プロバイダ
電話番号を変更。
メールアドレスを変更。
NISA口座開設と積立用クレカを発行した
2022年10月、登録電話番号を変更するとともにNISA口座開設と積立でのポイントを得るためのクレカを作った。
ネット証券はネット銀行に付随して作ったまま何も使っていなかったけど、これを機に投資を始めた。
マネーフォワードMEを使い始めた
2023年11月。
資産は大きく分けて、地方銀行、ネット銀行、ネット証券の3つに分けている。
結局のところ総資産がいくらなのかもよくわからなくなっていたのでマネーフォワードMEを導入することにした。
ここでメインで使ってるクレジットカードがマネーフォワードに対応していないことが判明した。
メインで使うクレジットカードを変えた
2023年11月。
マネーフォワードに対応したクレカを作ってそれをメインカードにした。
これにより現金以外の入出金のほとんどをマネーフォワードで仕分けできるようになった。
意外と意識していない月々の支払いがあって、マネーフォワードに対応していない旧メインカードでの決済を一切なくすのに2〜3ヶ月かかった。
普段遣い
普段の買い物全般で使うクレカを新メインカードに変えた。
ネットサービス系
クレカ情報を保存してるサイト全般でクレカ情報を更新した。
Amazonとか楽天とかのEC系。
SpotifyとかAmazon PrimeとかGoogle Paymentsとかのサブスク系。
あとPayPayとかUber Eatsとか。
利用限度額の変更
初期設定では、集計期間が最大で2ヶ月で上限が50万円となっていた。
発行会社によって違うのかもしれないけど、発行から半年経たないと限度額を変えられなかった。
メインカードとして使うにあたってそれでは心もとないので、限度額の一時的な増額をして対応した。
そして半年後の2024年5月になってから恒久的な増額をした。
Amazon Payを使わないようにした
2023年12月。
マネーフォワードに連携するにあたって、Amazon Payだとどこで何に使ったかがわからないため自動で仕分けできない。
そのためよくわからないECサイトでもAmazon Payではなく直接クレカで決済するようにした。
ポイント経済圏の整理
名字を変えたい
我が名字、𠮷田。
吉(U+5409)ではなく𠮷(U+20bb7)なので面倒くさい。
わたなべのナベとか、はしご高みたいに異体字の知名度が高くないので説明も面倒くさい。
困ること
・一部e-taxに対応していない。
大体のことはできるけど部分的に対応していないらしい。
以前確定申告の訂正をe-taxで送ってその結果通知をe-taxで受け取りたかったけど、税務署側から送信できなかったらしく郵送する旨の電話がかかってきたことがある。
ダイレクト納付の設定をこっちはしたつもりでいてもその後音沙汰がなくいきなり督促状が送られてくることもあって、未確認だけどこの文字のせいなんじゃないかと思ってる。
支払う意志はあるのに督促状が送られてくるというのは良い気はしない。
こういう不便は河野太郎あたりにエアリプすれば対応してくれるんだろうか。
・Shift_JISで表せない。
行政システムって根幹の部分はきっと古いんだろうし、e-taxで問題が起こる原因はこれなんじゃないかと思ってる。
・常用漢字じゃない。
行政から送られてくる郵便の宛名はちゃんと𠮷(U+20bb7)で書かれているけど、フォントが対応していないのか1文字だけ変なフォントで書かれてる。
見栄えが悪いだけでこっちは受け取るだけだから特に不便ではないけど。
・変換できない。
変換できないので「吉 新字」とかでググってコピペしてる。
そもそも入力する必要がある場合なんて特にないので常に吉(U+5409)で打ってる。
だから多くの場合で戸籍上の正式な名前を名乗っていない。
・稀に文字化けすることがある。
教習所に通ってた時、予約票の名前が毎回文字化けていた。
変える影響
名字を変える場合は家庭裁判所の許可が必要らしいし、変えたら変えたで銀行口座とかの名義も変えないといけないんだろうから面倒だなと思っているところ。
そもそも吉(U+5409)田で登録してるのか𠮷(U+20bb7)田で登録してるのか自分でもわかっていない。
戸籍に紐づいているか否か次第な気がしてる。